この記事では男性の育児休業のすばらしさについて語ります。
育児休暇って会社から「トレトレ」言われますけど、
なかなか取得しづらいですよね。
私もそうでした。
しかし、はじめの子の時に頑張って取得し、
二人目のときも取得しました。
これから出産を控えているパパさんたちは、
育休をぜひ取得しましょう。
育休を取ることで子育てについて妻との意思疎通がとりやすくなり、
家庭内での問題発見・情報共有がしやすくなります。
会社「出産おめでとう。ところで育休3日間くらいどうだ?」
出産はとても素晴らしいことです。
国も、県も、市町村も出生数を増やすことに躍起になっています。
自治体は「産め、産め」言いますが、子育てのなんと大変なことか。
私も妻が出産したとき、
総務の部署から呼び出され、
「出産おめでとう。ところで育休3日間くらいどうだ。」
と言われました。
そうです。間違いではありません。
「3日間」です。
笑ってしまいますよね。しかも、育休中は給与はが減額されるのですよ。
これだったら有給で休んでも変わらなくないですか?
会社の総務としては「育休取得」の実績が欲しい
総務の部署としては「育休」取得者を増やしたいのです。
各自治体からの方針で、
「社員の子育てにやさしい会社」を推進している数字として、
「育休の取得者数」を増やしたいのが現状です。
ですが、この取得者の統計には取得日数は含まれていないことが多いのです。
内閣府の統計では育児休業を取得している人のうち、
その取得日数は5日未満が半数以上です。
育児休業2についてみると、2016(平成28)年度の男性の育児休業取得率は3.16%である(女性は81.8%)3。
取得日数は「5日未満」が最も多く(2015(平成27)年度は取得者中の56.9%を占める)、育児休業取得者の8割が1か月未満の取得にとどまっている4。
なお、国家公務員男性(一般職(行政執行法人を除く。)及び防衛省の特別職・常勤職員)の育児休業については、2015(平成27)年度の取得率は5.5%で、取得期間の平均は2.6月であり、取得者の59.6%が「1か月以下」の取得となっている5。
育児休業の取得時期については、取得者の半数以上(回答者の54.8%)が配偶者の出産月のタイミングで取得している(2017(平成29)年3月公表の内閣府経済社会総合研究所の分析6(以下「2017年内閣府経済社会総合研究所分析」という。))。(内閣府HPより)
どのタイミングでの取得になるかもありますが、
出産してからすぐに取得したとすると、
5日間未満では、まだ母子は病院にいることが多いです。
入院しているときに休んだとしても、
病院の管理下にいるときではなかなか日常生活でのストレスを感じるのは難しいと思います。
ただのリフレッシュ休暇ですね。
これでは育休の意味がありません。
誰に何を言われても育休は「最低でも1ヵ月」取得をしましょう。
一番上の子が生まれたときに様々なものを駆使して、
正式な手続きで一か月ほど会社を休みました。
無論、休みの中には育児休暇も入っていますが、
有給休暇を組み合わせての取得です。
なぜわざわざこのようなことをしたのかといえば、
基本的に給与の問題でした。
先ほども少し触れましたが、
育児休業中は給与が出ません。
ですが、育児休業給付金をもらうことができます。
合わせて、月末に育休を取得している状態だと、
社会保険の掛け金が免除されるのですよ。
総務の職員よりも詳しくなって「これはどうだ?これはどうだー!」と当たってもらいましょう。
厚生労働省のホームページにもまとまっているので、
取得を考えている人は熟読すべきでしょうね。
そういったものを駆使して、自主的に1カ月の育児休業を取得しました。
自主的に育休を1ヵ月とって分かったメリット・デメリット
育休を取ったことで分かったメリット・デメリットを上げてみたいと思います。
メリット
- 子育てについて基本的に知識・経験が初動の段階で蓄積される。
- 始めに基本的なことが身につくのでその後の妻との情報共有がスムーズ
- 合わせて問題発見・共通認識を持つことももスムーズ
- 経験が広がることで話題も広がる。
基本的にはメリットしかないと私は考えています。
子育ては初動が大事で、
一番最初の「新米パパ」ポジションを逃すと、
普通の「パパ」にならなければならず、質問しづらい雰囲気になります。
最初から妻と同じ知識・対応を習得しておくことで、
その後の生活が非常に楽になります。
妻の指示で受動するだけでなく、
「次はこれが必要だ」と能動的に行動することもできます。
これは自分のタイムスケジュール管理にもつながり、
私としては子育てによるストレスが減っております。
自分でタイムスケジュールを組めないのはストレスでしたから。
デメリット
- 職場で「変わったやつ」と呼ばれる
- 近所で「仕事辞めたのかしら?」とささやかれる
職場で「変わったやつ」呼ばわりされます(笑)。
でもこれで、子育てに非協力的・理解してくれない同僚・上司を見極めることができます。
他人の考え方はその人が生きてきた結果なので、無理やりかついきなり考え方を変えるのは難しいです。
今後、働きながら子育てをしようとするときに、
こういう方はお邪魔なので、距離を置くようにしたほうが良いですね。
そもそも認識が違うので、いくら説明しても理解してくれません。
そういう人が先にわかることはメリットとも取れますね。
また、近所で「仕事を辞めたのではないか」という噂が立ちます。(笑)
こちらのほうは、復帰すれば一瞬で消えるので気にしなくても良いかと。
生活費的なところでは、
精度を上手く使えば若干の黒字にもっていくことも可能なので、
デメリットにはなりません。特にメリットにもなりませんが。
まずは子どもが生まれたら育休を取りましょう。
周りからなんと言われても、
私は取得して良かったと思います。
仕事の関係者は異動などで、
付き合いが変動しますが、
妻はただ一人です。
取得することでなぜか妻からも感謝されるし、
なにより、自分の子どもへの初動対応は覚えておいて損がありません。
会社側も「3日間」などと言わず、
ぜひ最低1カ月以上の男性の育休取得を進めましょう。
必ず社会的信用を得て、
会社の発展に寄与しますよ。
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