ブーメランにはロマンがある
ブーメランって投げたら戻ってくるんですよ。
自分の投げたものが、自分に返ってくるって不思議じゃないですか。
しかも、戻ってくるかどうかは自分の投げ方しだいなんですよ。
めちゃめちゃかわいい奴じゃないですか。
アウトドアでのアクティビティとして、夏休み工作としてどうだろうか。
アウトドアのアクティビティは今いろいろなものが売られています。
ドローンとか、スラックラインとか。
しかし、簡単に作れて、オリジナルのものがその場でできるブーメランは新しいアクティビティとして楽しめると思うのです。
そして、その奥深さに気づけば、
夏休みの自由研究・工作としてのブーメランも可能性があります。
わたしが子どもの時は夏休み後半にかなり切羽詰まって、
訳の分からない工作を作って提出してました。
箱に紙の魚をつった水族館とかね!
ほんとわけわかりませんでした。脱線脱線。
紙で作るブーメランの材料と作り方(500円以内)
紙で作るといってもチラシとかで作れるわけではありません。
厚紙で作りますが、工作用紙を何枚か重ねて貼り付けても作れます。
工作用紙に作りたいブーメランのかたを書き、
はさみかカッターで切り出したのち、
のりで張り付けて完成です。
のりが家にあれば、さらに安くできます。
しかも工作用紙は100均で売っているので、
それを買いに行けばさらに安くできます。
なお、戻ってくるまでの調整は丁寧な解説が
日本ブーメラン協会のホームページにありますから、
調べさせながら調整させるのが良いと思います。
自分で作ったという経験ですね。
しかも、きちんとリンク先を見た方だと分かりますが、
「なぜブーメランが戻るのか」ということも書いてあります。
義務教育の理科ではちょっと高度かもしれませんが、
総合的な学習ということで、工作ではなく、自由研究にすることができます。
ちなみにAmazonで日本ブーメラン協会の本がとんでもない価格で売られていますが、
これはAmazonではなく直接日本ブーメラン協会に請求すれば800円くらいで買えます。
買わなくてもHPだけで紙ブーメランが作れますから、
興味がある方だけ買えばいいと思います。
ここまでが工作とか、自由研究的なブーメランです。
ここから子どもと一緒に大人が作れるブーメランです。
大人の趣味としての「木で作るブーメラン」材料と作り方(3000円くらい)
無風の室内で飛ばすには紙ブーメランで充分です。
屋外で飛ばすには厚紙だと風に負けてしまい、なかなかうまく戻ってきません。
そういうときは木で作ります。
こちらは大人の趣味でしょうね。
加工するのに厚紙よりも手間をがかかりますが、完成してうまく返ってきたときには感動ものです。
色付け・ニス塗りをすればかなりきれいに仕上がります。
必ず必要な材料は
- 共芯ベニヤ(厚さの目安は素早く短く戻ってくるのは2~3mm、大きく弧を描くのは5mmくらい。
- 木工用ボンド
- 紙やすり(布ヤスリか木工用ヤスリでも可)
- カッター
補助具や色付けのためには
- ニス
- アクリル絵の具
です。
のこぎりを使ってもいいのですが、切り口がいまいちなので、
紙ブーメランと同じように薄い共芯ベニヤをカッターで切って、
木工用ボンドでくっつけるのが良いかと思います。
ベニヤを切るときには一回で切るのではなく、
何回かに分けて少しずつ切るのがきれいに切るコツですね。
共芯ベニヤでなくても作れますが、ただのベニヤを使用すると
飛ばした後にキャッチをミスってブーメランが地面に落下したときに割れる確率が高いです。
「俺は絶対キャッチミスなんかしないぜ!」
という人はベニヤでもいいのです。
ただし、自作なので初めからうまく戻ってくるかは誰にもわかりません。
日本農林規格では、住宅等の構造用に用いられる構造用合板、コンクリートの型枠に用いられるコンクリート型枠用合板(コンパネ)、特に用途を定めない普通合板、その他難燃合板などがある[2][3]。合板=コンパネと誤解されているケースがよく見られるが、前述の通り、コンクリート型枠用合板のことをコンパネと言うのであって、全ての合板を「コンパネ」と総称するのは誤りである。ホームセンターなどでよく見かける、化粧合板の代表として、シナベニヤがある。このシナというのは、使われている木の種類(シナノキ)のことである。 引用 wikipedia
引用 wikipedia
作成手順は3つの段階を踏みます。
1オールシナベニヤに型紙を写す。
型紙はおなじみの日本ブーメラン協会にあります。
2切り出す。

3羽をつける。

荒いやすりで傾斜をつけます。
ここでは豆カンナを使っていますが、
最後まで紙やすりで磨いたほうが、綺麗に仕上がります。
4 試投
自分で出来上がったと思ったら「まず投げること」をお勧めします。
ただし、思ったように戻ってこないこと・想像以上に飛んでいきますから、
十二分に広い敷地で、周囲に注意して投げてください。
人にあたると必ずけがをします。
5 調整
戻ってこなければ投げ方、空気流れの読み、ブーメランの羽の傾斜の調整をします。
調整の仕方はおなじみのHPにも載っていますが、
木製のブーメランに関しては、日本ブーメラン協会さんが発行している「ブーメランハンドブック」を購入することをおすすめします。
6 色付け・ニス塗り
模様をつけたい場合は試投が終わって無事戻ってくるようになってから行います。
表面に軽くやすりをかけアクリル絵の具で書けます。

最後にニスをぬればつやつやのブーメランの完成です。
面倒くさい人にはキットもあるみたいですよ。
準備するの面倒くさいぜっていう人にはキットもあるみたいですね。
さすがラングスジャパン。
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