図書館から借りてきました。
私は自分の父から小さいころキャンプに連れて行ってもらえませんでした。
うちの父は趣味に関して何となく道具はそろえてみるけど、
最終的に一歩踏み出して行動をしないタイプでした。
私が子どものころ、父が「キャンプするため」だとテントを買ってきた頃がありました。
小学生の頃の私には「キャンプ」というものが未知の体験だったため、
キャンプに行くのが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。
父がテントを買ってきた日には家の中でテントを張り、
そこに布団を敷いて寝たほどです。
しかし、それから今まで20年、父が私をキャンプに連れていくことはありませんでした。
大学生のころには友人たちとテントを買い、自分でキャンプするようになってしまいました。
先日、父にテントを買ったのになんでキャンプに行かなかったのかを聞いてみたところ
「テント以外にもたくさん道具をそろえなければならないから面倒。」
という簡潔な答えをいただきました。
たしかに、自分の趣味でもないことで、道具を新しくそろえるのって大変ですよね。
しかも、子どもが興味を持つかどうかも分からないし。
父になった今だから私にもわかります。
今、自分の子どもができて子どもと遊んでいると、
「子どもが自分の趣味に興味を持ってくれればなぁ」
と思うことがままあります。子どもと一緒にできたら自分の趣味の時間が広がるという安直な発想です。
これをうまくいかせるためにはアプローチが大事だと思います。
そこでこの「ネイチャーエデュケーション」。
筆者は長谷部 雅一さん。
アウトドアプロデューサー、ネイチャーインタープリター
1977年4月5日生まれ。埼玉県出身。
Be-Nature School スタッフ
有限会社ビーネイチャー取締役2000年から2001年の世紀をまたぐ時期に丸一年をかけての世界一周の旅をする。
7000メートル級の山からパタゴニアの大地、シンプルな営みの国から先進国まで、自然とひと、そして文化にふれあう。
現在もロングトレイルや秘境をザックを背負って歩く旅人。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。
幼稚園や保育園のコンサルタント業務も行い、保育士向けに 自然体験指導者教育、幼児へは自然体験を通じて行うボディーバランス、感性、社会性などの教育に力を入れている。
その他様々な自然と年間数千人の参加者の方と関わりながら日々を送る。
HASEBE-SHIKI(ご本人のホームページ)から引用させていただきました。
自分の子どもを見ていると、生きるためになんにでも興味を持つんだなぁと感心させられます。
その興味を持ったタイミングを掴んで、遊びに変換させて上げられれば
きっと父ともキャンプしてくれるはず。
本読んで勉強します。
ちなみにこれって野球好きなお父さんが、自分の子どもに野球をさせる心理と同じなのかな。
子どもの頃も今も、自分が一番嫌だったやつですね。
「押しつけ。」
子供が「アウトドアなんか興味なし。」と言ったら父は素直に一人でキャンプしよう。
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