雪板制作手順。DIY初心者が雪板を自作してみる。

雪板

「雪板」を知ってますか?

雪板を知っていますか?
フリーフットのスノーボードみたいなものです。
最初はパウダーを滑るためのモノでしたが、
最近では研究されまくりで距離の短い圧雪箇所なら、
乗り手の技量では滑れるようになっています。
世間のキャンプ熱の高まりに合わせて自然に触れあうときに
「自分で作ったもの」で行うことが一つの遊び、学びとして魅力を感じる人が増えているように思います。
雪板については、制作手順は詳しいものが、
有名どころのホームページにたくさん載ってます(最近ではキュレーションサイトでも載せているとこともあります)。

ちなみに雪板という遊びについては五明 淳さんがパイオニアです。
MAKE YUKIITA」のホームページを見ているとすごく楽しそうに滑ってますね。
五明さんが作った板は販売もしていますよ。
雪板を作る方法は大きく分けて2つあります。
ワークショップで作るか、自分で作るかです。

ワークショップで作る

雪板を作ってみたいけど、
一人で作るのはちょっと不安という人は、
近所で雪板制作のワークショップがあれば参加するのが一番始めやすいです。
新しいことに挑戦することのハードルの高さといったら尋常じゃないですから。
お金を払えば材料から、工具までそろってます。
一つ雪板ができていれば、いつでも遊べるので余裕も生まれます。

自分で作る

自分で作りたければインターネットで「雪板 自作」と検索するとさまざまなサイトが作り方を公開しています。
また、雪板はInstagramでの情報量が多いですね。
今回、私はfantasticさんのブログを参考にしながら作りましたが、
雑なところが多々あります。
一応、何かの参考になるかもしれませんので、私の作り方も載せておきたいと思います。

Burtonさんのも間違いないですけど。

Burtonもフリーフット作ってますよね。
Amazonとかで扱ってないので、公式でどうぞ。

Burtonオンラインストア

一時期生産中止なってたみたいですが、
復活してますし、時代が追い付いてきた感じですかね。
ちなみに専用のリーシュも売ってますので、
「やっぱり自分で作るのはハードル高杉」とか、
「ちょっと試してリセールする」なんて人はでBurtonを選ぶ手もありますね。

雪板準備(材料)

ベニヤ板 (1920×910mm 厚さ2.5mm)×2(ホームセンターで買いましょう)

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ノーブランド品
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木ねじ

紙やすり(80番、120番、240番、400番くらいまでが目安)

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角利産業(Kakuri Sangyo)
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木工ボンド

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コニシ(KONISHI)
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水性ウレタンニス(ソール仕上げ用)

ハケ

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アサヒペン(Asahipen)
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木工ボンド用ヘラ

必要工具

電動ドライバー

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リョービ(Ryobi)
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カッター

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エヌティー(NT)
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ジグソー

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リョービ(Ryobi)
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定規(角尺)

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シンワ測定(Shinwa Sokutei)
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鉛筆

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三菱鉛筆
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作業台

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ブラックアンドデッカー(Black + Decker)
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クランプ

(エスネット) S-net DIY 溶接 木工 作業用 F型クランプ 開口 300×奥行 50 4本 8本 10本 セット SN-FC300LBL 金具 大型 セット 固定 ボンド (10個セット)
S-net (エスネット)

材料は近所のホームセンター等で取り扱っているものばかりです。
布張り(布張りという作り方がある)したいひとはクラフトトーカイさん等の手芸屋さんが取り扱ってます。
水性ウレタンニスが見当たらない場合はネット通販サービスが便利。
材料で一番お金がかかるのは水性ウレタンニスですかね。
量を使うので。
工具についてはジグソーはなくても、
手のこで作れなくもないですが、

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ユーエム工業(Silky)
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時間がかかります。
電動ドライバーはないとつらいです。
作業台についてもビールケースとかで代用も可ですが、
ちゃんとした作業台があるとやはり、作業効率が違います。
やすりのホルダーはあったほうがいいですが、まぁなくても木とか充ててください。

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作り方(段付き+布張り)

  1. ベニヤをカット。
  2. カットしたベニヤに中心線を書き入れる。(段付きを作るため)
  3. それぞれのベニヤに雪板の形を書き入れる。
  4. 段付き部分の形を書き入れる。
  5. 段付き部分をカッターやのこぎりなどでカットし仕上げる。
  6. ベニヤをボンドで圧着。雪板の形の外枠部分をビスで固定。
  7. ボンド乾燥後、圧着したことを確認。雪板の形をカット。
  8. 全体にヤスリをかける。
  9. 滑走面に布を張る。
  10. 全体にニスを塗る。
  11. 乗る面に滑り止めのマットを張る。
  12. 流れ止めのリーシュコードをつける部分の造作。
  13. 完成。

記述しただけでもかなりの工程がありますね。
今回作るのはシンプルなものではなく、
段付き+布張りなので結構面倒くさいですが、
雪と接する面をフラットにしたパウダー専用の雪板なら2~5の工程を、
布を張らないでベニヤの面を活かすのであれば11の工程を省くことができます。さて工程を見ていきましょう。

1 ベニヤをカット。

サブロク合板は大きいので、
近所のホームセンターから買ってくるのがおすすめです。
ついでに丸のこなどを持ってない人は、手書きでいいので図面書いて、
ホームセンターで切ってもらってください。
お金かかりますが、素人が正確にあの長さを切り出すのはほぼ不可能です。

2 ベニヤに中心線を書き入れる。

この作業は滑走面に段をつけるために行います。
他サイトに作成手順が記載されているのは滑走面がフラットなものが多いです。
段つき(「下駄」というそうです)を作るときには張り合わせる際に、
きちんと中心を合わせる必要があるので定規で中心を引いておきます。

IMG_1558
切ったベニヤたち

私の場合はイメージで書いた案をキャドで図面に起こしましたが、
別に手書きでなにも問題ありませんでした。
しかもこの図面はマジで参考にならないのでご注意ください。
こんなに細くする必要ないです。

IMG_1548
IMG_1557

そこから厚紙に写してテンプレートを作ります。
100均で売ってます。

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何枚も雪板作るならベニヤでテンプレートを作ったほうが良いです。
「まず一枚」という程度ならいきなりベニヤでテンプレートを作るだけでくじけてしまう可能性があります。
そこが「篩」ということもありますが、まぁ私も挫けました。

3 基本となる雪板の形を書き入れる。

すべてのベニヤに基本となる雪板の形を書き込むことで、
段付きにするときの形を書き込むことが容易になります。
またどんな完成形になるかイメージしやすくなるので必ずやりましょう。

4 段付き部分の形を書き入れる。

段付きにすると、スノーボードでいう「エッジをたてる」ことが「ちょっとだけ」できるようになるらしいです。
スノーボードのように足が固定されているわけではないので、
私にはあまり実感できませんでした。
ですが、あるとできる感じがしてカッコいいので今回入れました。
きちんと作っている人たちの「段」はきちんと雪面に効くようです。

5 段付き部分をカッターやのこぎりなどでカットし仕上げる。

雪板のソールがフラットな場合は重ねて一番上にだけ切りたい形を書き、
ジグソーで切ります。
段差をつけたいときは、段差にあたる部分のベニヤを先に切って加工しておきます。
ジグソーで切ったあとは紙やすりで磨いておきましょう。
あとで張り合わせてから手直しするのはかなり難しいです。
小型のリューターとかトリマーでできなくもないですが…。

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面倒なのできちんとやっておいたほうが良いです。
加工が終わったら、先に書いておいた中心線を目印に重ねてくっつけます。
これは文にしてもわかりづらいと思うので、
実際に作っている人に教えてもらうか、
失敗しながら覚えるかのどちらかしかありません。
重ねた様子です。

IMG_1579

6 ベニヤをボンドで圧着。雪板の形の外枠部分をビスで固定。

ベニヤの間に木工ボンドを塗り、前と後ろに反りをいれます。
今は後ろの反りを入れないのが主流のようです。
重石はなんでもよいですが、間に何かはさみましょう。板が痛みます。
私はそのことに気づかずにうちにあったブロックを直接載せました。
これで一日待ちます。
ボンドが乾くとこの反りが戻らなくなっています。

IMG_1567
「直でコンクリブロックとか置かないだろ」と指摘を受けました。間に柔らかいものかませてください。

ちなみにこれは反りを入れすぎですのでご注意ください。
上写真は入れすぎです。
反りは進行方向のみにちょっとだけでよいようです。

7 ボンド乾燥後、圧着したことを確認。雪板の形をカット。

丁寧にアウトラインの鉛筆線に沿ってカットします。
きちんとラインに沿って切らないと、
後でやすり掛け大変になりますのでできる限り丁寧に行ってください。
カット後

IMG_1900

クランプで挟んでるのは、ベニヤ同士の接着が甘かったので追加でボンドでくっつけているためです。
1段目2段目の直線が甘いのはご愛嬌。
まずは最後まで作りきることが大事。

8 全体にヤスリをかける。

ジグソーできるとバリが結構出ますのきれいに磨いてください。
サンドペーパーを使うときは木っ端に巻き付けて使用しますが、広範囲を削るためにはこんなのもあります。

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一応、私は持ってます。
でも、細かい作業は木っ端のほうがやりやすいですね。
やすりで磨いたらニスを塗って終了することもできます。
3度塗りくらいでてかてかのニス層ができてきます。

9 滑走面に布を張る。

布を張るときにはニスを使います。
滑走面に貼る布は事前に雪板の形に添って、
雪板の形+20mmくらい大きく切っておきます。
その後雪板の形に添って縦に切れ目を入れておいて曲面に合わせた形で貼れるようにします。
雪板に貼るときはニスを使います。
ニスを一度雪板に塗った後に布を置いて、空気を抜きます。
空気を抜いた後に側面にもニスを塗り布を側面に沿った形で張り合わせていきます。
乾くのを待ってからはみ出した部分をカッターで切ります。
ベニヤにニスで布を貼り付けることで滑走面の保護・強化や、
雑なやすり掛けの目隠しになりますし
好きな柄の布を貼り付けることもできます。
布はニスでくっつけるのであまり厚くないもの良いものがいいです。
今回は緑色の布を貼り付けます。
大体の大きさのめどをつけて、

IMG_1883

切ります。

IMG_1884

切ったら板に沿って縦に切れ込みを入れていきます。

IMG_1886

ニスで張り付けるときに生じる「しわ」をできる限りなくすために切れ込みを入れています。
ここまで下準備ができたら、一度布をとり、滑走面にニスを塗ります。
そこに布をかぶせて上からもう一度塗ります。

IMG_1891

今回滑走目にニス塗るのを忘れました。
めっちゃ空気が浮いてきます。次回は気を付けます。

IMG_1892

すでにしわが寄っている。
これを伸ばします。
側面もニスでくっつけていきます。
根気よく続けるとニスの層ができてこんな感じになります。

DSC_0172

10 全体にニスを塗る。

布を張った面が乾いたら、
足を乗せる面にもニスを塗ります。
これを最低でも3回くらい繰り返すことでニスの層ができます。
ニスを重ね塗りする前には240~400番くらいの紙やすりで
一度雪板を磨いてから塗るときれいに塗れます。

11 乗る面に滑り止めのマットを張る。

雪板の人が乗る面には、足が滑らないように加工しなければなりません。
その加工方法は現時点で3種類くらいあります。

  • デッキテープを張る。
  • 木ダボを打つ。
  • 砂をまく。

私は一番簡単な「デッキテープを張る」にしました。
楽天とかfantsticさんとかで売ってます。

DSC_0151

スポンジみたいなのわかりますか。
これを切り出します。

DSC_0152

裏面に雪板の型を取って、カッターで切り出します。
カッターで切り出しただけでは断面は垂直です。
断面をきれいにしておかないと踏んだときに、
ひび割れる可能性があるので今回は斜めにカットします。

DSC_0154

これで

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オルファ(OLFA)
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DSC_0155

斜めに切りました。

DSC_0156

貼り付けます。

12 流れ止めのリーシュコードをつける部分の造作。

雪板はビンディング(足と板を固定する金具)がありません。
足が自由になるのが雪板の最大の特徴です。
しかし、スキー場でもバックカントリーでも転倒したときに、
雪板が流れて行ってしまうことで大事故につながりかねません。
そこで転倒しても雪板が流れていかないようにひもをつける必要があります。
板の後ろ側に二か所穴をあけてひもを通してカラビナをつける輪を造作します。
専用のリーシュもありますが、
手作りするならアウトドアのコードが良いですね。
ワンシーズンを終えたら、交換しましょう。

13 完成。

いろいろな工程があって大変だと思いますが、自分で作った雪板が雪上をきちんと滑ったときにはかなり感激します。
ぜひ一枚作ってみてください。
「作るのくじけたらBurtonでいいんじゃないかなー。」と思います。

Burtonオンラインストア

参考リンクの追加

実はBEPALさんでも雪板の作り方詳しく乗っているのですよ。
私のよりくわしいのではないでしょうか。ご参考になれば。

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